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『今更聞けない……』初心者向け「楽しいミリタリーの学び方」講座 第一回

「ミリタリー、最近気になるけど何から手を出していいか分からないんだよね……」
このブログに迷い込んだそこのあなた、そんな風にお悩みではないですか?

昨今、某旧海軍戦闘艦ブラウザゲームを含め、数々のミリタリー作品の人気上昇に合わせて
「ミリタリーについて学びたい!」
「趣味にしたい!」
と思い至る方は少なからずいらっしゃるかと思います。

しかし、ミリタリーという分野に飛び込みたくても足踏みしてる人の中には
「ウェブで検索すればたくさんの情報が乗るけど内容がさっぱり分からない」
「本を買おうにもどれを買えばいいか分からない」
「本を買ったはいいが難しくて読めない」
「お勧めと言われる本は読んだけど、この後の情報収集法が分からなくて途中で飽きてしまった……」

なんてお嘆きの方もまた多いのではないでしょうか。

これからしばらくの間、一般的に「ミリタリー初心者」と言われる方々に「旧軍戦車の場合の知識の付け方」という具体例を示しながら、幾つか私なりにミリタリーというカテゴリーの楽しむためのステップ紹介とそのコツを順番に、複数回の投稿に区切りながら解説していこうかなと思います。

ジャンルが違えば勿論「全てまるっとこの通り!」とまでは行きませんが、読む本と調べる場所が少し違ってくるだけなので、大体どのジャンルもやることは殆ど変わりません。
私なりの「初心者向けの本選び」も解説として載せるつもりですので、別のジャンルが気になる方はそちらも参考にして、今の自分にベストな本を探してみてください。

では、早速今回の本題へと入って行きましょう。
楽しいミリタリーライフをあなたに!



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「阻止砲撃を苦もなく耐えるチハ」の話


※この内容を見る前に一度、前回の更新内容である
「榴弾の至近弾でバラバラになるチハ」の謎』を見ておくことをお勧めします。




という訳で久しぶりのブログ更新です。更新するのは一年ぶりぐらいな気がします。
基本熱しやすく冷めやすいタイプなので、特に更新する為のネタがないからと更新を放置する私も考えものです。

それはさておき、前回『「榴弾の至近弾でバラバラになるチハ」の謎』では、九七式中戦車の榴弾による対弾性を「九七式中戦車に関する爆撃効力基準」なる資料にて解説し、九七式中戦車こと秘匿名称「チハ」が榴弾の至近弾ではバラバラにならないのでは?という事をお話しました。

しかし「バラバラの話は砲撃試験での結果であって爆撃試験の資料じゃ説明にならないのでは」というような意見や「よく分からんペラ紙一枚の資料だけじゃ……」という意見、また他にも別の資料による別の視点からの意見をチラホラとあちらこちらで見かけました。

特に興味深いのは2ちゃんの某所でのレスですが、以下のURに掲載された内容です。
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/army/1406686543/376
その内容を簡単に解説すると「少数の砲爆撃ではなく、突撃破砕射撃(敵の自陣突破を阻止するために行われる砲爆撃の事)による集中砲火なら至近弾で九七式中戦車を(バラバラはさておき)撲滅、つまり大破状態まで持ち込める可能性があるのではないか」という意見です。

私も実際以前から集中砲火による砲爆撃で九七式中戦車が耐えうるのかどうか、については疑問を感じており、手元にはそれに答えられそうな資料が少なく、自分の手に届く範囲だけでは手一杯の状態でした。
そこで、その頃私はたまたま東京の目黒区にある「防衛研究所史料閲覧室」に行く予定を立てていたので、そこで何か有力な手がかりがあるのでないか、と探してみることにしました。

するとなんと、向こうに「戦車の榴弾の至近弾に関する問題」と「集中砲火に関する問題」をそのまんま解決してくれる資料が2つも見つかるではありませんか。
今回の資料は資料そのまんまを(コピーなりで)転載することは出来ず、引用だけに落ち着いてしまいますが、今回の疑問にかなり答えてくれそうな資料です。

今回はその資料をもって、九七式中戦車の砲爆撃対抗性能について話していきたいと思います。



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「榴弾の至近弾でバラバラになるチハ」の謎


「九七式中戦車は十五糎榴弾砲の至近弾で車体がバラバラになった……」
このフレーズは九七式中戦車という戦車を調べるにあたって、ときどき見つかる有名な話です。
大体は「損傷はしたが車台は耐えた」という一式中戦車とセットで語られ、旧軍戦車を表すエピソードの一つとしてしょっちゅうネタにされています。

しかし、このネタも一つ不可解な点があります。この話の出処です。
前述の話は「旧陸軍の対弾試験」でのエピソードとして伝わっており、幾つかの書籍でもそう書かれています。
有名なところでは「SATマガジン別冊 日本陸軍の戦車」や「帝国陸軍陸戦兵器ガイド―1872-1945」でしょうか。
しかし、これらの書籍でもその「対弾試験」に関する詳細は書かれることはなく、あくまで「~だったと言われる」というように書かれるだけです。
私も幾つかの公開資料で検索をかけましたが、手がかりとなるようなものが出てくることがなく、この「対弾試験」の資料については長年疑問のままでした。

しかし以前、靖国神社の偕行文庫で「機甲」の件で調べた際、偶然この「九七式中戦車の対爆能力」に関係する資料が見つかりました。
残念ながらその資料は大本の「九七式・一式中戦車の十五糎榴弾による対弾試験」では無く、得られる内容も微々たるものなのですが、ある程度の考察の参考にはなりそうな資料です。
今回はその資料を持って、九七式中戦車の対爆性能について検証を行いたいと思います。


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九四式三十七粍戦車砲は独Ⅰ号戦車の砲塔後面装甲板を貫徹できない?

昨今、ゲームや映画の影響で某海軍さんの艦艇や航空機が流行のようですが、個人的には花のある空や海よりも地べたを這いずる回る方が性に合っているNyarlathotep_44です。

今年の夏はC84、所謂「夏コミ」に行ってきまして、様々な貴重な資料(その紹介とレビューは近々したいですね)を手に入れてきたのですが、そのついでに九段坂の偕行文庫へ行ってきて色々調べ物をしていましたところ、九四式三十七粍戦車砲(九五式軽戦車や九七式軽装甲車の主砲)に関する面白い資料を一つ見つけましたので、その報告をさせていただこうと思います。



さて、本題に入る前に一つ、この話に至る経緯を紹介しないといけません。
それはとあるサイトの記事にあった「旧陸軍の鹵獲独製Ⅰ号戦車」についてのページの最後にある「○○式三十七粍戦車砲によるⅠ号戦車への射撃試験」の結果についてのお話です。

一応補足しておきますが、ここで出てきた独製Ⅰ号戦車は、別にドイツと日本が直接対決して鹵獲したわけではなく、中華民国軍が日中戦争直前にドイツから輸入した戦車の一部である「Ⅰ号A型戦車」であると思われます。
このⅠ号A型戦車は日中戦争で全車が撃破、或いは鹵獲されており、今回試験に供されたⅠ号戦車の砲塔も、その時に鹵獲されたうちの一つだと言えるでしょう。

ともかく、そのサイトには一枚の写真が掲載されており、○○式(○○は資料上でそう書かれているので形式は不明です)三十七粍砲での砲弾が超飛(貫徹せずに跳ね返された状態)された後が残るⅠ号戦車の砲塔後部の写真が掲載されていました。それが以下の写真です。

BIfcXtgCUAAYZ1a.jpg

一号A型戦車の砲塔は後面で13mm厚の装甲板で、その部分は約50~75度の傾斜を掛けられていますが、正撃(物体に対して直角の角度で徹甲弾が当たること)であれば、対戦車用として利用される37mm砲の徹甲弾なら十分抜けてしまう数値だと思われます。それが抜けないとなると勿論大きな問題となってしまうのですが……

これをもって、サイト主は「九四式三十七粍戦車砲はⅠ号戦車を貫徹できなかった」という意見で〆られているのですが、私としては九四式三十七粍戦車砲の貫徹力の事を考えると少し気がかりに思いつつ(そもそもなんで九五式軽戦車ならびに九四式三十七粍戦車砲と断定できるのだろうと考えながら)も、手元にその意見を覆せるだけの参考となる大本の資料が無かったので実質放置状態でした。

そこで今回見つけた資料発見の話です。
その資料を以って、この話題について検証を行うことが可能となったので、今回は九四式三十七粍戦車砲の解説を軽く行いながら(本題の試験結果だけ気になる方は該当箇所までお飛ばしください)小話を進めていこうと思います。


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レビュー:「月刊グランドパワー 2013年8月号 日本陸軍八九式中戦車」

Twitterにて行うとやたらと長くなりそうなので、初のブログ更新はレビューにて行うこととなりました。
とりあえずこれ以上の更新については、何をするかすらあまり考えていないので、今後については過度な期待はなさらぬようご注意ください。


グランドパワー2013年8月号本誌 「日本陸軍八九式中戦車」
(ガリレオ出版 図版提供:吉川和篤/国本康文 文:国本康文)
GROUND POWER (グランドパワー) 2013年 08月号 [雑誌] 総評:★★★★☆




さて、今回のレビューはタイトルの通り、ガリレオ出版の「グランドパワー」誌の八九式中戦車特集です。
お手に取られた熱心なファンの方なら分かると思いますが、今回の特集は旧軍戦車界の権威である国本康文・吉川和篤両氏によるこれまでの研究内容と多くの未公開写真で、本誌の4/5を占めるほどの大ボリュームとなっています。

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プロフィール

Nyarlathotep_44

Author:Nyarlathotep_44
ただの旧軍戦車ファン
ついでに個人サークル「カダス戦車博物館」のサークル主も兼ねる

読みにくい記事ばかりなのは仕様です、申し訳ありません。

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